SIer営業の求人を見かけるけど、やりがいのある仕事なの?
下記のようなネガティブなネット情報から、SIer営業のやりがいに疑問を持っている方も少なくないと思います。
- 「SIerはオワコンなの?」
- 「SIer営業はいらないって聞いたことあるけど…」
- 「イマドキはWeb系?」
SIer営業は、世間一般でイメージする「営業」とは役割や動き方が異なる点があり、実際にやってみないと分からない部分が多いです。
- 現役SIer営業の筆者が、実際に感じているSIer営業としてのやりがいをご紹介します。
SIer営業への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SIer営業の仕事のやりがい5選
一番のやりがいは、やはり案件受注です。
SIer業界における提案活動は、
- 営業・SEでチームとして提案する
- 提案が長期に渡ることが多い
- 金額が大きい
という特徴があるため、特に提案活動へのチームの想いや苦労が大きく、受注できた時の喜びは特に大きいです。
以前担当した提案で、お客様側の比較検討に時間がかかり、かれこれ1年以上提案をし続けていた案件がありました。
その間、営業としてはあの手この手で訪問し、状況確認や最後の一押しを試みました。何かと理由をつけて訪問していました。
多くの苦労がありましたが、その分、受注連絡をもらった時はたまらなく嬉しかったです。
SIerのビジネスモデルは、やや独特で、営業が何もしなくても売り上げが上がっていくことが普通にあります。
既に取引のあるお客様にはSEが張り付いているので、SE宛に追加開発の相談がくるためです。
ただ、それはあくまで既存領域なので、毎年少しずつでも新規領域を獲得しないと、ビジネスが細っていきます。
そこで、営業リードで新規領域を広げるための活動をします。
新規取引の最初の芽を見つけてくるのは、SIer営業に期待される最も重要な役割です。
営業が、今は取引のない部署にも顔を出し、何かの際に相談をもらえる関係性を作るのです。
このような営業ならではの動きの中で、新規案件の相談をもらえた時は、とてもやりがいを感じます。
実態として、このような動きを取れると、社内からも評価されるよ!
とある新規顧客向けの提案を失注し、社内ではその顧客に対する諦めムードが漂っていました。
しかし営業の私は、そのお客様に対する可能性を諦めず、失注後も通い続け、関係性を構築していきました。
1年ぐらい経った頃、お客様の事業課題をヒアリングすることに成功し、少額ではありますが、提案&受注することができました。
そのプロジェクトは非常に上手くいき、今ではまとまった額の取引に発展しています。
コンサルのような動きができている時は、とてもやりがいを感じます。
SIer営業は「営業」と言っても、販売する商材が限定されないため、その活動内容は多岐に渡ります。
仕事の進め方次第では、企画コンサルとしての仕事をすることもできます。
お客様のフワッとした課題に対して、自社のリソースやノウハウを最大限活用して、営業主体で仮説立案や顧客へのプレゼンなどを行います。
特に、最近はWeb3.0やメタバースなど、世の中のどんどん潮流が変わっており、お客様からご相談をいただくことが多いです。
そういった新規領域には、社内にも第一人者がいないので、相談をもらった営業自身が、本や論文などで勉強をし、企画提案をします。
正直、他の案件も複数抱える中で、リサーチや資料作りは結構しんどいですが、手間をかけた分、お客様には喜んでもらえることが多いです。
SIerの顧客である「法人」には組織としての課題・計画があり、役席者を中心とした組織的な意思決定がなされます。
その中で、SIer営業に求められるのは「がむしゃらさ」ではなく「戦略」です。
具体的には、営業は予算目標を達成するための戦略(活動計画)を策定し、それをもとに活動していきます。
もちろん計画通りに行かないことも多いのですが、自分の戦略通りに物事が運んだ時の喜びがとても大きいです。
期毎に、売上目標と、それを達成するための行動目標を策定します。目標・計画を可視化することで、自身の日々の仕事の指針となります。
目標達成した時にも、たまたま達成できたのと戦略性を持って達成できたのでは、今後の再現性が変わっています。
戦略性を持って達成できた場合は、今後もできるという自分の自信にも繋がります。
最後に社内の話ですが、SIer営業は基本的に1人で仕事をすることは少なく、SEや企画部門の人と連携して、チームで仕事を進めます。
仕事を進める上で、社内からの信頼は顧客から信頼を得るのと同じぐらい重要です。任せてもらえる仕事内容も変わってきます。
一緒に仕事を進めていく中で、ベテランSEなどから認めてもらえたなと思える瞬間があると、とても嬉しいです
SIer営業は様々な人と関わって仕事を進める分、苦労もありますが、その中から信頼関係を築いていけるのも、やりがいの一つです。
特にSIer業界は、年齢層が高いので、年上の方と一緒に仕事をする場面が多いです。
付き合いのない人と仕事をする際に、よく品定めに会います。(私がそう感じているだけかもですが)
ですが、しばらく付き合っていくと不思議と仕事のリズムが合っていき、同じ方向を見て仕事をすることができます。
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SIer営業の仕事のやりがい5選
まとめ
この記事では、現役SIer営業の私が、SIer営業のやりがいをご紹介しました。
SIer営業は、自分の働き方次第で大きなやりがいを感じられる仕事です。
社内外含めて関わる人が多く、仕事内容も多岐に渡るため、大変なことも多いですが、その分得られる喜びが大きいです。
SIer営業の仕事内容をもっと詳しく知りたいという方は、下記の記事をご覧ください。
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