SIer営業って忙しい?激務?
SIer業界に転職を検討している方にとって、ぶっちゃけ気になるのは働き方ですよね。
SIer企業について下記のようなネガティブワードを聞くことがあり、働き方に不安がある方も少なくないのではないでしょうか。
- ブラック企業
- 深夜残業
- 休日出勤
結論、上記のようなハードな働き方をしている人はごく稀です。
とはいえ、昨今の活況なDX需要もあり、波が来てしまうとそれなりに忙しくなることも事実です。
新卒から5年間、SIer営業として勤める筆者が、下記をご紹介します。
- SIer営業の働き方の実態(忙しくなりがちな理由)
- SIer営業に向いている人
SIer営業ってブラック?
忙しくなりがちな理由3選
SIerは、お客様からのシステムニーズがあって成り立つ受注産業です。
つまり、お客様都合のタイミングで仕事の波が発生します。短納期の提案依頼があれば、それに応える必要があります。
お客様側もギリギリのスケジュールで回していることが多く、「短納期の提案依頼」が急に降ってくることは少なくありません。
そういった提案案件が複数並行してしまうと正直、残業せずに回すのは結構キツイです。
作業効率化することで、なんとか回せないの?
提案に関わる関係者が多いと、なかなか難しいんだ…
提案するまでには、SEや営業(上司)との会議など、複数の会議を行う必要があるのですが、提案スケジュールが短いと、そのスケジュール調整が難しくなります。
そうすると、大概、業務時間内で関係者の日程が合わず、18時や19時から会議をすることになります。
業務時間外にミーティングが入るため、残業せざるを得ません…(涙)
昨今のDX需要により、SIer業界は活況です。
このようなニーズのおかげで、SIer営業としてもお仕事が沢山ある状態が続いています。
富士キメラ総研が発表したDX市場の調査によると、2030年の視聴規模は、2020年度比の3.8倍になると予測されています。
世の中のシステム投資需要は底堅いと言えるでしょう。
2030年度予測(2020年度比)
デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望
DXの国内市場 5兆1,957億円(3.8倍)
現在は、顧客からの提案依頼が増えており、SIer企業の中でも、特に営業が忙しさを感じやすい状態にあります。
業務が忙しい反面、業績好調により給与水準が高いため、ある意味、嬉しい悲鳴ということもできるでしょう。
お給料は、やっぱりモチベーションにつながります!
気になるお給料については、下記の記事で大公開しています。
【SIer 年収大公開】SIer勤務の夫婦(営業・SE)が入社5年間の給料ぶっちゃけますSIer企業には、仕事が好きで残業を苦としない人が少なくないです。
SIer企業の従業員の平均年齢は高く、いわゆるおじさん世代の方が多いです。
「残業が当たり前」「残業が偉い」という価値観の時代を乗り越えてきた人たちなので、正直、定時を意識して働いている人は多くはないという印象です。
土日も仕事をしちゃうなど、なんだかんだ仕事が生き甲斐な人が多いよ
そのような価値観を持つ方が多い環境の中で働くと、
- どうしても定時後に会議が入る
- 会議時間が伸びてしまう
- 帰り際にタスクを依頼される
など、労働時間が上振れする要素が生まれます。
もちろんブラック企業のように残業を強要されることはなりですが、残業を苦としない、当たり前な雰囲気があるのも事実です。
※この雰囲気は、時代の流れとともにどんどん薄れていくと思います。
上述した理由以外にも、SIer営業が忙しくなりがちな理由として、下記のようなものも挙げられます。
- 営業は経費(=営業活動そのものは売上を生まない)なので、少数精鋭部隊となっていること
- 営業はそれぞれの担当顧客を保つため、作業負荷の平準化は難しく、どうしても顧客に左右されてしまうこと
- 見積書や請求書などの事務作業が多いこと
SIer営業ってブラック?
SIer営業はこんな人にオススメ
SIer企業は、お客様からのシステムニーズがあって成り立つ受注産業です。
そのため、顧客都合で忙しくなることが多く、DX需要により業界全体として忙しい傾向にあるのも事実。
そのような中で、「働き方」の観点でいくと、下記のような方がSIer営業に向いていると言えるでしょう。
- プライベートとメリハリを付けて、バリバリ働きたい人
- 生産性・作業効率を意識しながら働ける人
- 平均以上の給与を得たい人
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SIer営業ってブラック?忙しくなりがちな理由
まとめ
この記事では、新卒から5年間SIer営業として働く筆者が、SIer営業の働き方の実態(忙しくなりがちな理由)と向いている人をまとめました。
SIer営業は、顧客都合で忙しくなることが多く、DX需要により業界全体として忙しい傾向にあります。
バリバリ働き、平均以上の給与を得たいという方にはオススメです。
ちなみに、SIerは最もテレワークが進んでいる業界の一つであり、通勤時間がないというメリットもあります。
通勤時間を考慮すると、上記で挙げたような業務の忙しさもそこまで目立たないのかもしれません。
詳しくは下記の記事で解説しています。
SIerって本当にテレワークできるの?現役社員がリアルな在宅ワーク事情を解説転職を検討し始めた方は、ぜひ下記の記事をお読みください。
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最後までお読み頂きありがとうございました。