SIerに入社して、入社前後のギャップある?
良くも悪くも、ギャップはあったよ!
日常生活でSIer(エスアイヤー)のビジネスに直接触れる機会は限られています。
そのためSIerの仕事内容は、正直外からは分かりづらいです。
SIerに関心があるものの、その実態が掴めずに苦労されている方も多いのではないでしょうか。
- SIerの志望理由
- 入社してみて感じたギャップ
SIer勤務の私たちが、実体験を含めてご紹介します。SIerやIT業界への転職を検討している方は参考になると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
SIerとは?
SIer(エスアイアー)とは、System Integrater(システムインテグレーター)の略称です。
顧客企業のシステム開発や保守・運用を受託することを生業としています。
他業態(SaaSやWeb系)やSEとの違い、SIerのビジネスモデル、仕事内容など、詳しくは下記の記事で解説しています。
SIer(エスアイヤー)とは?SEや他業態(Saas・Web)との違いを現役SIerがまとめましたSIerを志望した理由と入社後のギャップ
一番の志望理由は、シンプルにこれからはITの時代!ITに関わるスキルは必要と考えていました。
私たちSIer夫婦は20代ですが、特にこの世代はITの進歩を目の当たりにしてきた世代と言えます。
ガラケーを使っていたし、ゲームの対戦も通信ケーブルという有線を繋いでいたよ!笑
どんどん進化していくITを間近で見て育ち、社会人になってからも先端の環境で仕事がしたいと考えました。
これからはITの時代という見立ては、正しかったと言えるでしょう。
GAFAM然り、私が入社してからの5年間も、IT業界は日々私たちの生活を変えています。
ただし、SIerがそのようなITの進化を最先端でリードしているとは言い難いのが事実です。
SIerは顧客企業のシステム構築を支援する企業なので、自ら新しい製品・技術を探索し、世の中に打ち出していくようなことは正直得意ではないです。
IT業界をリードしていくという意味では、SaaS業界などの自社で製品開発をしている企業の方が得意と言えるでしょう。
SIerの中で変化しようという動きがありつつも、依然としてSIerの売上の大部分は本業であるシステム開発の受託です。
つまり、SIerで働く人の中で、先進的な製品開発を行なっている部署・人は少数派なので、企業・部署選びは慎重に行う必要があります。
SIerは広く顧客企業のシステム開発に携わっているため、多種多様な業界に携わることができると考えました。
実際に、SIerの企業ホームページにいくと、政府関係のシステム導入事例もあれば、銀行やメーカーの事例など、たくさん掲載されています。
IT業界にいながらも様々な業界の顧客と関われるのは、とても刺激的で楽しそうと考えました。
色んな業界をITで支えられるのは、やりがいに繋がるとも思ったよ
実際に世の中の企業で、SIerと取引のない企業はほとんどなく、幅広い企業活動を支えているのは間違いないです。
しかし、個人の仕事という視点で考えると、関われるのは一つの業界のみとなります。
SIerの部署は、顧客の業界ごとに組織編成されていることが多いです。金融、製造、公共…などのイメージです。
逆に今では、下記のような点から一つの業界に携われることは良かったと感じています。
- 経験が強みになる
SIerでは、業界毎に求められる知見が異なります。昔からその業界に詳しい人やお客様とリレーションがある人は、重宝される傾向になります。
つまり、これまで経験したことを自分自身の強みにすることができます。 - 一つの業界の中にも様々な業態がある
業界としては一つに絞られても、その中にはいくつかの業態があります。
例えば、金融業界には、メガバンク・政府系金融機関・ネット銀行・地方銀行など様々な業態があります。
同じ業界に従事しているとはいえ、ずっと同じ仕事をすることはほぼ無いと言えるでしょう。
企業選びの中で、待遇面を重視しており、せっかく働きのであればお給料をたくさん貰える企業で働きたいと考えていました。
世の中の平均年収は、約430万円です。
2020年度における日本人の平均年収は433万円となっています。
引用元:https://hataractive.jp/useful/3718/
この点、SIer(特に、一次請け大手SIer)の給与水準は世の中的も、IT業界の中でも高い方です。
私の勤務先のSIer企業の平均給与は、世の中平均の倍以上はあります。
もちろん、外資系のガツガツした会社には及びませんが、サラリーマンとしての安定とともに、こういった水準の給与を得れるのはかなりメリットがあるのではと感じました。
元々給与水準は高めの認識で入社しましたが、実際、待遇は想像以上に良かったです。
嬉しいギャップ!
待遇面が良い理由として、下記2点が挙げられます。
- 既存顧客へのBtoBビジネスのため安定した収益
SIerは取引の大多数が既存顧客へのBtoBビジネスのため、一定規模の収益を安定して稼ぐことができます。また、SIerの大部分は先行投資を行うビジネスモデルでなく、顧客側の顕在化したニーズに対応をしていくので、比較的安定しています。 - DXの影響により、業績は右肩上がり
近年、世の中的なDXの流れで、企業のシステム投資が特に活況なため、SIer企業は全般的に好調です。過去最高売上を達成している企業も見受けられます。そのため、業績連動のボーナス額も多く、待遇も右肩上がりの傾向です。
日系企業の雇用の安定性という恩恵を受けつつの高待遇は、SIerで働くかなりのメリットであると感じています。
私たちSIer夫婦の年収については下記の記事で公開しています。
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SIerを志望した理由と入社後のギャップ
まとめ
この記事では、SIer入社5年目の私たちが、新卒でSIerを志望した理由と、入社してのギャップを実体験を踏まえてご紹介しました。
- 志望理由
・多種多様な業界と関わりたいと思っていたから
・これからの時代はITだと思ったから
・待遇が良さそうだから - 入社後のギャップ(実態)
・実際に関われる業界は1つだが、様々な業態と関われるチャンスはある
・SIerは基幹システム構築がメインだが、最近は先端テクノロジーを活用した製品開発にも力を入れている
・待遇は想像以上。SIerの安定したビジネスモデルに支えられている
SIerやIT業界への転職活動するは、下記のような転職サイトを活用するのがオススメです。
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