グローバルに働けるSIerってどこ?
SIer業界に転職を考えている方の中で、
- 海外での仕事に憧れがある
- グローバル人材として働きたい
- 自分の語学力を活かしながら働きたい
などなど、海外に興味がある方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、海外進出が進んでいる大手SIer企業5社の取り組みをまとめました。
各社が海外でどのようにビジネスを行なっているのか、ぜひ参考にしてみてください。
海外進出はなぜ重要?
SIerの海外ビジネス
そもそも、SIerのビジネスにおいて、なぜ海外進出が重要なのでしょうか?
日本の人口は減少傾向にあります。
そのような状況において、日本企業が持続的に成長するには、海外の成長を取り込むことが重要なのです。
多くの中堅〜大手のSIerは、幾つかの海外拠点を構えています。
一方で、その多くは日本企業の現地サポートに留まり、本当の意味で海外ビジネスをしている企業は少ないです。
特段の強みがない限り、海外の企業は現地のIT企業に委託するからです。
そんな中、この記事では、戦略的に海外進出を果たしているSIer企業5社についてご紹介します。
- NTTデータ
- 日立製作所
- 富士通
- TIS
- CTC
海外志望の方はこういったSIerを転職先として検討するのがオススメです。
海外進出に強みがある大手SIer企業
日本最大規模のSIer。
国内では確固たる事業基盤を築きつつ、海外の売上比率が約4割と、海外進出も進めています。
NTTデータは、2000年代初めから計画的に海外進出を進めてきました。
今後、グローバルTOP5のITベンダーになることを目指しており、2025年には海外売上比率を6割を目標にしています。
国内はキープしつつ、海外での成長を目指します。
下記は、NTTデータの海外進出の遍歴です。
世界45カ国・地域、185都市へビジネスを拡大。海外売上比率は30%に。
海外売上比率50%と連結売上高2兆円超えを達成し、グローバルブランドを確立。
Global Top 5の企業として、世界のお客様から信頼される企業を目指す。
NTTデータは、海外事業の強化のため、グループ再編を行なっています。
2023年7月にNTTデータを国内事業会社と海外事業会社に分割。
海外事業を切り出すことで、より機動的な意思決定ができる体制を整えました。
また、海外企業のM&Aも積極的に行なっています。
下記はその一例です。
- Nexient, LLC(米) クラウド環境でのアプリケーション開発に強みを持つ
- SAcorio社(米) ServiceNowの専業コンサルティング企業
- Natuvion社(独) SAP導入コンサルティングに強みを持つ
今後、海外事業をよりダイナミックに展開することが予想されます。
日立製作所では、1999年度に29%だった海外売上比率が2021年度には59%に拡大。
現在では、なんと社員の57%が外国人。
今後は拡大する海外市場に照準を合わせ、グローバル顧客の課題解決に注力する方針です。
その最も顕著な例が、アメリカの最先端のIT企業「Globl Logic」の買収です。
培ってきた日立の強みとGlobal Logicの最先端のIT実装力を掛け合わせて、海外事業を好調に推移させています。
Global Logic以外に、下記のような海外M&Aを行なっています。
- Hexacta(ウルグアイ) ラテンアメリカのシステム開発企業
- Fortech SRL(ルーマニア) 世界各地にデザイン・エンジニアリングスタジオを展開
- Flexeware Innovation(アメリカ) 製造業向けSI事業を展開
- ABB(スイス) スイス大手の送配電事業
現時点、最もグローバル化が進んだ日系SIerと言えるでしょう。
富士通の海外売上比率が35%程と高い割合を誇っています。
一方、更なる成長のため、2024年4月からの新中期経営計画では、グローバル強化をテーマに掲げています。
数百億円規模のM&Aを行うなど、海外企業のM&Aを積極化し、グローバル展開を加速させる方針です。
国内外ともにSIビジネスからソリューションビジネスへの移行を目指しています。
海外では、戦略に沿った海外企業の買収を行っています。
- Enable Proffeciolal Services(オーストラリア) ServiceNowの専門コンサルティング会社
- InPhySec(ニュージーランド) 大手サイバーセキュリティ企業
- GKソフトウェア(ドイツ) SaaS型ソフトウェア専門プロバイダ
TISは、特にASEAN市場に注力しています。
TISが国内で確固たる強みを持つ、決済領域のノウハウをASEAN地域に展開するのが狙いです。
現地の有力企業を買収・提携することで、ASEAN地域でのブランド力向上を目指します。
下記は、直近のアジア企業とのタイアップの一例です。
- MFEC(タイ) 国内でトップクラスのIT企業
- I AM Consulting(タイ) SAPコンサルティングのリーディング企業
- Anabatic(インドネシア) インドネシア国内トップクラスのITサービス企業
TISは、2026年にASEANトップクラスのIT企業連合体になることを目指しています。
CTCは、海外売上比率10%を目標に掲げています。
CTCでは、2010年当時から、海外展開を成長戦略(ASEAN戦略)の一つとして掲げていました。
2013年度からは、マレーシア、シンガポール、タイなどASEANを中心とした本格的なグローバル展開を行っています。
そして2017年度には新たにインドネシアに拠点を設立。
さらにタイの合弁会社Netband Consulting Co., Ltd.の株式を100%取得。
引き続き、ASEANを中心にグローバルビジネスを拡大していく方針です。
詳細は下記、CTCのコーポレートサイトをご覧ください。
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海外進出に強みがある大手SIer企業
まとめ
本記事では、海外進出に強みがある大手SIer企業5社についてまとめました。
大手SIerでも、企業ごとに海外売上比率や戦略はさまざま。
海外志望の方は海外進出に強みのあるのSIerに転職を目指すのがオススメです。
下記の記事では、SIer企業のビジネスモデルについてまとめています。
SIer企業への転職をお考えの方は、ぜひ併せてお読みください。
最後までお読み頂きありがとうございました。