SIer夫婦のキャリア研究所
後輩・部下とのコミュニケーションが難しい…
会社の部下や後輩との関係に悩んでいませんか？
指導がハラスメントと捉えられ得る現代社会。
部下や後輩への接し方は、年々難しいものになっているのが正直なところ…。
厳しく指導してしまうとパワハラになる可能性があり、とはいえ指導しないと無責任と言われてしまったり…。
後輩・部下との距離感が、難しいところです。
- 部下がなかなか心を開いてくれない
- 正直、自分がどう思われているか気になる
- 部下が辞めてしまった
という不安や悩みを抱えている方も多いでしょう。
部下と良好な距離感を作りつつ、信頼を得ることは、業務を円滑に進めるためには非常に重要です。
また、職場の雰囲気を向上させ、チームで成果を上げることにもつながります。
この記事では、上記のような悩みを抱えている方に向けて、下記をまとめました。
- なぜ好かれる必要があるのか
- 「好かれる上司」の特徴
- 「好かれる上司」になるために心がけるポイント
この記事を読むことで、部下や後輩と良好な関係を築き、職場での信頼を得るためのヒントが分かります。
部下や後輩とのコミュニケーションに悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 年収を上げたい
- 本当はテレワークをしたい
- 将来性のあるスキルを身に付けたい・・・
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好かれる上司は無能？：
そもそもなぜ好かれる必要がある？
そもそも後輩・部下に好かれる必要はあるのでしょうか？
ここで言う「好かれる」と言うのは、信頼関係にあることを指しています！
後輩・部下に好かれ、チームメンバーが余計なストレスなく仕事できる環境を整えることは、あなた自身やチームメンバー、ひいては職場にとっても良い結果をもたらします。
好かれる上司になる魅力（メリット）の代表的なものをは以下が挙げられます。
- 部下のパフォーマンス向上
- 組織への愛着
- 上司も仕事がしやすくなる
部下や後輩から好かれる上司でいることは、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。
信頼関係が築かれている上司の下では、部下は安心して仕事に取り組むことができ、結果として生産性が向上するからです。
また、コミュニケーションが円滑になり、業務の効率化が進むため、チーム全体の成果が向上します。
ミスが許容される雰囲気があると、部下自身が能動的に考え、発言する習慣がつきます。
結果的に、積極的なアクションやクリエイティブな発想が生まれやすくなります。
自分が部下の立場と置き換えてみると、共感できる方も多いのではないでしょうか？
部下や後輩が上司に対して、信頼と尊敬を感じていると、長期的にその職場で働き続ける意欲が高まります。
結果的に、上司との関係性が良好な職場では、社員の満足度が高まり、離職率が低下につながるというわけです。
人材不足の現代において、優秀な人材に長く働き続けてもらうことは、企業にとっても最重要です。
仕事は結局のところ、人間同士の集まりです。
良好な人間関係を築くことで、自分がミスをした時に支援を受けやすくなるだけでなく、相互に助け合う文化が生まれます。
「情けは人の為ならず」という言葉が示す通り、他人に親切にすることは巡り巡って自分に返ってくるものです。
先輩上司の立場でも、チームメンバーに助けてもらうことは多分に発生します。
そのため、普段から良好な人間関係を作ることは、あなた自身にも跳ねてきます。
また、仕事を辞めた後でも付き合える人間関係ができると、その関係は自分自身の人生に豊かさを与えてくれるでしょう。
元同僚との友情や信頼関係は、あなたのキャリアを越えたところで重要な支えとなります！
好かれる上司無能？：
好かれない上司の特徴
好かれる上司になるためには、何が必要でしょうか？
まずは反面教師として好かれない上司の特徴を見ていきましょう。
一個でも心当たりがある場合は要注意です。
- 言うことがコロコロ変わる
- コミュニケーションを取らない
- 部下に感謝せず、ミスは批判する
好かれない上司の特徴の一つに、一貫性の欠如があります。
- 指示が日によって変わる
- 約束を守らない
- 言動が一致しない
などの行動は、部下の信頼を損ないます。
特に、機嫌の良し悪しで対応が変わる上司は、部下からすると非常に絡みづらいです。
また、部下に指摘したことを明らかに自分が守れていないという場合も、正直「気分で物事を言っているんだな」感が部下に伝わってしまいます。
上司も人間なので、完璧な人間である必要はありませんが、誠実なコミュニケーションを心がけましょう！
なお、ビジネスなので状況は刻一刻と変わるので、「上司が言うことも変わって当然だ」という考えもありますが、その場合は指示や方針が変わった背景もあわせて丁寧に伝えましょう。
もう一つの特徴は、コミュニケーション不足です。
- 必要な情報を共有しない
- フィードバックを提供しない
- 部下の意見を聞かない
といった行動は、部下との関係を悪化させます。
コミュニケーションが不足すると、
- 自分は必要とされていないのでは？
- 何か気に触ることをしてしまったのか…
- 最近話しかけにくい…
などと、部下は孤立感を感じてしまいます。
そうなると、部下側からも必要な情報が共有されなくなり、業務上も致命的なミスが起こりがちです。
感謝の気持ちを表さず、批判ばかりする上司も好かれません。
部下の努力や成果を認めず、ミスや失敗を執拗に指摘する上司は、部下の士気を低下させます。
いわゆる、
- ミスをしたら部下のせい
- 成果を上げたら上司の手柄
といった姿勢です。
特に承認欲求の強い上司に起きがち。
結果を自分にとって都合の良いように解釈して、自分が悪にならないように立ち回ります。
感謝の表現がないと、部下は自分の仕事が評価されていないと感じ、やる気を失います。
「今時の部下は毎度感謝しないと仕事ができないのか…」と感じる方もいると思いますが、それはそれで受け止めて、意図的に感謝の気持ちを伝えて、うまく乗っけてあげるぐらいの度量でいましょう！
好かれる上司無能？：
好かれる上司の特徴
好かれる上司の特徴についてもまとめました。
好かれない上司と表裏の面はありますが、上司・先輩として求められる姿勢を見ていきましょう。
- 誠実な姿勢
- オープンなコミュニケーション
- 感謝を表現する
部下との信頼関係は一朝一夕に築けるものではなく、日々の行動と一貫性が重要です。
- 上司としての言動が一致していること（≒一致させようと努めること）
- 約束を守ること
- 部下の努力を認識し尊重する姿勢
が信頼の基盤となります。
上司と部下ではなく、ヒト対ヒトのフラットで誠実なコミュニケーションを心がけましょう！
もう一つの重要なのは、オープンなコミュニケーションです。
部下が安心して意見を述べることができる環境を作ることは、上司としての大きな役割です。
そのためには、コミュニケーションを地道に重ねていくことが必要で、しっかりと部下の話を聞きましょう。
上司としては、「役に立つアドバイス」をしたくなるかもしれませんが、部下としては、「良い話も悪い話も最後までしっかり聞いてくれる上司」であることの方が重要です。
- 部下の努力を認識すること
- 感謝の気持ちを表すこと
も、好かれる上司の重要な要素です。
部下の仕事に対する感謝を具体的に表現することで、部下の自己肯定感が上がり、仕事に前向きに取り込める好循環が生まれます。
また、部下としてもどのような行動が求められるのか、求められないのかがはっきりと分かり、PDCAを回すきっかけになります。
謙虚に生活し、他人の頑張りに感謝を示すことは、上司としての前に人として模範的な行動です。
そのような上司はロールモデルとして後輩、部下から慕われるでしょう！
好かれる上司無能？：
好かれる上司になるために心がけるポイント
好かれる上司になるために日々心がけるべきポイントを3つにまとめました。
- 積極的なコミュニケーション
- 部下の意見を尊重する姿勢
- 定期的なフィードバックの提供
部下が直面する問題や課題に対して、柔軟に対応し、積極的にサポートする姿勢が重要です。
部下の立場からすると、上司は立場や役職柄、想像しているよりも気軽に話しかけにくい存在であることを理解する必要があります。
「困ったことがあったらいつでも言って」と言われても、正直、部下からしたら相談の敷居は高いですよね。
部下が困っている時に、上司自ら手を差し伸べることで、上司としての信頼感が増します。
- 部下がどのような状況に置かれているのか
- どのような課題を抱えているのか
- どう対応しようとしているのか
など、上司の方から積極的にコミュニケーションを取ることが、信頼関係構築のために重要です。
「報告は部下からしてきて当然だ」ではなく、あくまでコミュニケーションは双方向です！
部下の意見を尊重し、真摯に受け止めることも大切です。
意見を聞くことは、単に話を聞くだけではありません。
その意見を真剣に検討し、必要であれば実行に移すまでがセットです。
また、好かれる上司は、部下からも貪欲に学ぶ姿勢があります。
上司と部下という関係性でも、お互いに学べることは業務の中で多くあります。
好かれる上司は、間違っても上司の価値観で部下の意見を否定したり遮ったりせず、敬意を払って一意見として受け止めます。
この姿勢が、部下からの信頼と尊敬を集めます。
フィードバックは部下の成長に欠かせません。
ただし、フィードバックの仕方には注意が必要です。
否定的なフィードバックだけではなく、ポジティブなフィードバックもバランス良く提供することで、部下のやる気を引き出します。
時には厳しい指摘をする場面もあるかと思いますが、主語を部下において、部下の成長のためにコメントをすることで、言葉の選び方や伝え方は全然違ってくるはずです。
また、適切なフィードバックをするためには、常日頃から部下の言動を注意深く見守ることが大切です。
- 「こんなに自分のことを見てくれているんだ」
- 「自分のためを思って言ってくれているんだ」
と部下に思わせるような伝え方や普段からの信頼関係の構築を目指しましょう！
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好かれる上司：
まとめ
この記事では、なぜ後輩や部下から好かれる必要があるのか、好かれる上司の特徴などをまとめました。
部下と信頼関係を構築するには、一朝一夕ではいきません。
オープンなコミュニケーション、感謝の表現などなどを日々の積み重ねが重要です。
信頼関係を構築することで、部下のパフォーマンスが上がり、結果としてあなた自身やチームとして仕事がしやすくなります。
あなたが思っている以上に、部下は上司の言動を見ていますので、ぜひこの記事を参考に意識してみてください！
