SIerのSE(システムエンジニア)って忙しい?激務?
SIer業界に転職を検討している方にとって、ぶっちゃけ気になるのは働き方ですよね。
SIer企業について下記のようなネガティブワードを聞くことがあり、働き方に不安がある方も少なくないのではないでしょうか。
- ブラック企業
- 深夜残業
- 休日出勤
結論、上記のようなハードな働き方をしている人はごく稀です。
とはいえ、波が来てしまうとそれなりに忙しくなることも事実です。
新卒から5年間、SIer SEとして勤める筆者が、下記をご紹介します。
- SIer SEの働き方の実態(忙しくなりがちな理由)
- SIer SEに向いている人
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SIer SEって激務?
忙しくなりがちな理由3選
システムを扱うSIerのSEとしては、避けられないのが障害・トラブル対応です。
システムに、障害・トラブルはつきもの。
障害・トラブルが発生した場合は、担当SEの対処・対応が必要になります。
迅速な対処に向け、短期間の間に
- 原因、影響範囲の調査
- 対応方針の決定、実行
- 社内外への報告
などを行う必要があり、瞬間風速的にかなり慌ただしくなります。
SEの業務は、通常時は比較的、作業コントロールもしやすいですが、障害・トラブル対応などのイレギュラーな対応が入ると、途端に忙しくなってしまうのも事実です。
特に、1日でも早い復旧が求められる障害・トラブル対応が発生すると、残業をせざるを得ません…(涙)
SEの業務特性から、担当システム・担当プロジェクトが属人化しやすい傾向にあります。
システムや顧客について理解している人にしか対応できないことが沢山あり、それらは今までの経験値からしか習得できません。
教科書的なシステム知識ではなく、そのシステムを担当しないと知り得ないマイナーな知識や事情が多くあります。
目安としては、同じシステムを2,3年担当しないと習得できないため、いくらベテランのSEが入ってきても、すぐにパフォーマンスを発揮するのが難しいです。
社会人歴ではなく、システム担当歴に左右されちゃうよ
良く言えば、他の人に替えが効かない「強み」があると言えますが、必然的に業務が集中してしまい、忙しくなってしまいます。
下記のような対応をすることで、属人化を軽減させるなどの工夫が必要です。
- 標準化できる業務はマニュアル化する
- アウトソーシングを行う
- 計画的に引き継ぎを行う
SIer企業の中でも、特にSEは、平均年齢は高く、いわゆるおじさん世代の方が多いです。
「残業が当たり前」「残業が偉い」という価値観の時代を乗り越えてきた人たちなので、正直、定時を意識して働いている人は多くはないという印象です。
仕事が好きで、沢山やりたいという人も多いよ
そのような価値観を持つ方が多い環境の中で働くと、
- どうしても定時後に会議が入る
- 会議時間が伸びてしまう
- 帰り際にタスクを依頼される
など、労働時間が上振れする要素が生まれます。
もちろんブラック企業のように残業を強要されることはなりですが、残業を苦としない、当たり前な雰囲気があるのも事実です。
※この雰囲気は、時代の流れとともにどんどん薄れていくと思います。
上述した理由以外にも、SIer SEが忙しくなりがちな理由として、下記のようなものも挙げられます。
- 若手のうちは勉強しながら業務を進めるため、どうしても時間がかかってしまう
- チームで仕事を進めるため、関わる人が多く、他の人の進捗に左右されてしまうことがある
- 大規模プロジェクトでは打ち合わせも多く、作業時間の確保が難しい
SIer SEって激務?
SIer SEはこんな人にオススメ
システムを取り扱うSIer SEに障害・トラブル対応はつきもので、瞬間的に慌ただしくなってしまう特徴があります。
一方で、やりがいも大きく、達成感を感じられる仕事でもあります。
そのような中で、「働き方」の観点でいくと、下記のような方がSIer SEに向いていると言えるでしょう。
- 達成感を感じながら、バリバリ働きたい人
- 生産性・作業効率を意識しながら働ける人
- 知識を習得しながら、アウトプットできる人
最後までお読み頂きありがとうございました。