SIer夫婦のキャリア研究所
キャリアの悩みを相談できる相手がいない…
昨今では転職が当たり前となり、副業やフリーランスなどキャリアパスも多様化しました。
その一方で、より個人が選択を迫られる時代になっており、キャリアの悩みも多様化しています。
- 今の会社でキャリアアップする未来が見えない
- 多様な働き方・職種の中で、自分がやりたいことが分からない
- もっと収入を上げたいけどどうすれば良い？転職？副業？
このようなお悩みを抱えていないでしょうか？
これまでのように、新卒で入社した会社でずっと働くのが「当たり前」ではなくなってきています。
価値観・キャリアの選択肢が多様化する中、今の自分の働き方がベストなのか不安になるのも自然なことです。
その一方、キャリアの不安・悩みはとてもデリケートであるため、周囲に相談すること難しいのが正直なところです。
後ほど詳細に紹介しますが、とある調査によると、約半数の方が「キャリアの悩みを誰にも相談しない」と回答しています。
きっとキャリアに悩むあなたにも「相談できる相手がいない…」というのは、心当たりがあるのではないでしょうか。
本記事では、価値観が多様化する現代において
- 抱えがちなキャリアの悩み
- キャリアの悩みを相談するのが難しい理由
- 自分が進みたいキャリアを見つける方法
といった内容を紹介します。
転職・キャリアの悩みが相談できない：
キャリアのお悩みあるある
キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研』の「仕事の悩みに関する調査」によると、“仕事上の悩み”について全体の66.2%が「ある」と回答しています。
日々の仕事の中で、悩みを抱えることはごく自然なことです。
私自身も、日々悩みながら仕事に取り組んでいます。
悩みの種類の内訳は上記の通りです。
“悩みの種類”は「職場の人間関係」が最多回答で30.6%、次いで「給与に関すること」が24.7%、「仕事のやりがいに関すること」が21.5%の結果となっています。
また、“悩みの有無”について年代別に見ると、年代で多少のバラツキはありますが、いずれの年代も半数以上が悩みを抱えていることが分かります。
ここからは代表的な悩みについて、私見も踏まえ解説します。
人間関係や長時間労働といった仕事環境・働き方に不満を抱える方は多いです。
特に、日系企業は配属ガチャや異動により、働く環境は「運任せ」な部分があります。
その中で、顧客対応や業務量などの観点で強いストレスを抱えてしまうパターンがあります。
- 顧客対応やクレーム処理など対人ストレスが多い
- 上司ガチャに失敗した
- ワークライフバランスが崩れてしまっている
など、環境面の不満は、根深いものです。
こういった悩みは毎日の生活に直結するため、なるべく早く解決策を見出したいものです。
前提としては、生活のお金を稼ぐために仕事をします。
自分のライフプランに対して必要なお金を稼げる見込みがない、もしくは同じような仕事をしていても自分より給料をたくさんもらっている人がいることを知ってしまうと、仕事への不満は溜まっていきます。
- 労働時間や難易度に比して給料が低すぎる
- 同世代よりも明らかに給与水準が低い、上がる見込みもない
- 昇格しても対して給料が上がらず、責任だけ増えている
といった悩み・焦りです。
多くの時間を使って仕事をしているわけですから、それに見合った報酬を得たいものです。
スキルアップの機会に恵まれない、成長実感がないといったことを背景に、
今のままこの会社・この職種で働いていて良いのか？
と悩む人が多いです。
- 単調作業ばかりで、成長実感がない
- スキル開発に乏しく、会社に何かあった時に食べていけるか不安
- 将来性のない業界なので、今のうちに転職すべきか悩んでいる
などといった悩みに当てはまる方は多いのではないでしょうか。
特に、最近は新卒で入った会社で定年まで前提でなくなっているため、20代・30代などの若い世代は、一生涯稼ぎ続けるためのスキル獲得に重点を置く傾向にあります。
私が働くIT企業でも、そういった理由でコンサルに転職していく人が本当に多いです。
転職・キャリアの悩みが相談できない：
職場の悩みは誰に相談している？
上記のような悩みを相談するのかについて、株式会社クラスの調査によると、誰にも相談しないが半数以上でした。
仕事やキャリアで悩んでいても、誰にも相談しない理由は下記です。
- パーソナルな部分に踏み込んだ内容のため、他人に共有しにくい
- 結局、自分で解決しなければならない事だから
- 自分の悩みに共感して寄り添ってくれる人がそもそもいない
- 人間関係の悩みは相談しても解決しないと思うから
- 変な噂が回ると今の職場に居づらくなりそう
特に、業務内容や人間関係の悩み・不満は、職場の人には相談できない内容です。
昔に転職活動をした時に、転職エージェントから言われたのは、
「転職は相談しては行けない。内定先が決まってから辞めることを報告すべし」
でした。
相談すると引き止められるに決まっており、もしくは結果残ることになった時に不利な扱いを受ける可能性があるからです。
また、仕事内容が分からない家族・友人が仕事の相談にのれるか？というと、難しい部分もあります。
DODAの調査によると、70%の近くの社会人がこれまでに一度は転職を検討しています。
その一方で、実際に転職活動をしたのは50%以下。
転職活動をした人のうち、転職まで至った人は、それ以下と言えるでしょう。
実際に私も転職活動をしましたが、色々と考えた結果、現職残留を選択しました。
現職に関する悩みを多くの人が抱えつつ、なかなか具体的な行動に移せない人が、特に若い人を中心に少なくありません。
今の職場環境が大きくマイナスで、「転職以外に選択肢がない」という方は転職が向いていますが、転職したらといって全てが解消するわけではなく、もちろんリスクも伴います。
転職先と言えど、外からはどうしても不透明な部分があります。
- 転職先の環境（人間関係・文化）が合わなかった
- 結局、転職先で希望している仕事ができなかった
- ワークライフバランスが保てなくなった
など、現状よりも状況が悪化することさえあり得ます。
現職に留まることも現実的な選択肢として残されている場合、リスクを負ってまで転職を決断するのは簡単ではありません。
現代はキャリアパスが多様化しており、自己実現の手段は転職だけではなくなっています。
株式会社フォーイットの調査によると、副業をしたことがある・興味があると答えた人は半数以上に上ります。
年代別に見ると、20代や30代の若い世代に行くにつれ、副業への関心は高まる傾向にあります。
中長期のキャリアを考える場合、転職・副業・フリーランスなど、選択肢は多い方が良いです。
政府が副業を推奨している現在において、副業のハードルはどんどん低くなり、今後副業に取り組む方は増えていくことが予想されます。
ちなみに、副業をしている人はあなたの周りにそこまでいないかもしれませんが、個人的な感覚だと、実際にはより多くの人が副業に取り組んでいると考えます。
全員が全員、副業に理解があるわけではないので、兼業者であることを職場で表明することで、不利益を被る可能性もあるからです。
実際に、私も副業をしていることを職場の人には一切話していません！
転職・キャリアの悩みが相談できない：
転職を検討する前に考えてほしいこと
仕事や業務内容に対して、悩み・不満を抱えることは決して悪いことではありません。
むしろ、当たり前のことです。
悩み・不満を抱えた際に、感情的に「転職しよう！」と判断するではなく、自分を向き合い冷静な判断をすることが重要。
特に、キャリアパスが多様化した現代において、
- 取りうる選択肢の正確な把握
- 納得できるロジカルな意思決定
がこれまで以上に大事になっています。
後悔しないキャリアを歩むために、やっておきたいステップは下記です。
- 自己分析をする
- 現職残留を前提とした改善策を検討する
- 転職に踏み切る
まず、自分がなぜ転職をしたいのか？をしっかりと理解するということが、何よりも重要です。
悩み・不満に、あなたが会社・業務に求めているものが隠れているからです。
あなたが感じている会社・業務に対して感じている悩み・不満を書き出してみましょう。
- キャリアの成長が見込めない
- 業界・会社に将来性がない
- 職場の人間関係に問題がある
表面的な悩み・不満では、この後正しい判断ができない可能性がありますから、なぜなぜ分析をしながら、不満の具体的な原因を特定しましょう！
悩み・不満が明確にできたら、次は、それをどのように改善するかを考えましょう。
あなたが会社に抱えている悩み・不満は、求めている・望んでいるキャリアプランの裏返しとも言えます。
例えば、「キャリアの成長が見込めない」という悩みを抱えている場合、逆に言えば、会社・業務に「キャリア開発の機会を求めている」ということになります。
- どんなキャリア開発の機会を求めているか？
- それを身につけられるのはどんな業務・役割か？
- どんな業界・企業が適しているか？
など、自分に問いかけることによって、進べき道が次第に見えてくるはずです！
自己分析の結果で見えてきたキャリアプランを、まずは現職で実現できるか？を考えてみましょう。
上にも書いた通り、転職は体力的・精神的にもリスクがありますから、現職でやれることがあると考える場合は、無理に転職に突っ走らないことも一つの手です。
また、足元の仕事内容や人間関係に不満がある場合は、同じ会社でも場所を変えることで解決する可能性があります。
- 担当先の変更
- 配置換え
- 異動
などにより解決する可能性のある問題であれば、上司や人事部門に相談することも選択肢です。
ただ、特に日本の伝統的な会社においては、現在の部署・上司への不満とネガティブに受け取られるリスクがあるので、慎重に、戦略的に伝える必要があります。
例えば、現状の環境が嫌だというのではなく、「もっと〇〇な仕事がしたいので△△部署に異動したい」と伝えるなど、上司や組織にとってなるべくポジティブに映るように話すのがポイントです！
現在の職場への不満が「スキルアップ機会の欠如」である場合は、現在の働き方を続けながらも、自分の工夫次第で解消できる可能性があります。
- 内部外部の研修参加
- 資格取得
- オンラインコースでの学習
など、学習機会は多くあります。
もしくは、会社とは切り離して自分の興味あることを学び、副業として収益化や自己実現を狙うのもアリです。
副業で稼ぐということはあなた自身が事業オーナーになり、全ての意思決定をするということです。
その経験は間違いなく本業のスキルにも還元されるので、個人的にはオススメです！
個人での学習・副業のいずれの場合も、社内環境を変えるリスクを取らずとも、理想のキャリアを手繰り寄せることができます。
あなたが抱える悩み・不満の解消は、現職残留では難しいと判断した場合、転職が解決策なりえます。
現在の環境とのGAPを埋めるだけでなく、異なる環境に身を置くことで、あなたの常識や強み・弱みを再確認するきっかけとなります。
中長期的なキャリア開発に寄与する場合も多いです。
ただ、どうしても採用選考の中で、その会社の実態や、本当に自分に合っているのかを見抜くのはかなり難易度が高いです。
識学の転職に関する調査によると、実際に転職した人の60%弱が「後悔・失敗した」と回答しています。
転職活動は、リスクとリターンを慎重に考えた上で行動に移すことをオススメします！
転職・キャリアの悩みが相談できない：
誰にも相談できず悶々としているあなたへ
とはいえ、実際に上記を全て一人で整理し、理想のキャリアを実現するのは非常に難易度が高いです。
実際に、
「このままじゃまずい」
「キャリアを変えたい」
と思いつつも具体的な行動に移せず、悶々としている方も多いのではないでしょうか。
自分の強みや弱み、可能性や限界を客観的に分析することは困難で、どうしても過小評価もしくは過大評価しがち。
これにより、自分に最適なキャリアパスを見つけ出すのは、かなり難しいです。
そもそも、あなたはキャリアのプロではありません。
分析の漏れや、検討の方向性を見失ってしまうことは、当たり前のように起きてしまいます。
キャリアパスの検討を一人で行うのは、あまりにも大きなハードルがあるというわけです。
そんな方におすすめなのがキャリアコーチングサービスです。
キャリアコーチングとは、
- 「自分の強みや市場価値が分からない」
- 「キャリアに漠然とした不安を感じている」
- 「今後のキャリアをそろそろ本気で考えたい…」
といった悩みを持つ方向けに、転職だけではなく、フリーランスや副業、現職残留なども含め、中立的な立場から本当に叶えたいキャリアの実現に伴走してくれるサービスです。
転職エージェントと似ているように感じるかもしれませんが、違いは下記表の通りです。
キャリアの悩みも選択肢も多様化した現代において、転職エージェントに変わる選択肢として注目を集めています。
中でもオススメなのは、「POSIWILL CAREER（ポジウィルキャリア）」で、国内で初めてキャリアコーチング事業を設立したパイオニアです。
20代〜30代相談実績No.1。満足度はなんと92%。
法政大学教授監修の本格的なカリキュラムが特徴で、キャリアのモヤモヤを言語化してくれます。
キャリアコーチの育成にも力を入れており、質も高いコーチングを受けることができます。
実際にPOSIWILL CAREERで理想のキャリアを手に入れた方の口コミの紹介します。
初めてのキャリア相談なら
POSIWILL CAREER！
キャリアに悩み・モヤモヤがある方には強くオススメしたいサービスです。
今なら下記のホームページから無料のキャリアカウンセリングに申し込むことができます。
まずは有料講座の内容がギュッと詰まった体験授業を受けてみてはいかがでしょうか。
初めてのキャリア相談なら
POSIWILL CAREER！
また、POSIWILL CAREER以外にもオススメのキャリアコーチングサービスは下記にまとめています。
1回1,000円〜など、安価で手軽にキャリア相談できるサービスもあります。
20代のキャリア形成は、多くの可能性と同時に、
- 入社した企業がイメージと違った
- この会社で成長できるのだろうか？
- 中長期のキャリアプランがなく不安
といった不安や悩みが尽きません。
これからの長い社会人人生を後悔しないために、キャリアコーチングサービスがあなたのメンターとして伴走してくれます。
20代向けキャリアコーチング厳選6選！失敗しないための注意点やおすすめな人も解説 30代のキャリア形成は、社会人としての経験と専門性をもとに、新たなキャリアの可能性と方向性を模索する時期。
さらなる飛躍を目指す一方で、
- 昇進を目指しているが、次のステップが見えない
- キャリアの方向性を見失ってしまった
- スキルアップや業界変更を考えているが、リスクは取りたくない
といったキャリアを築く上では、あまりに大きな課題を抱えています。
そして、一人前のビジネスマンとして見られる30代は、こういった悩みを相談できる場が少ないというのも事実です。
下記のキャリアコーチングサービスは、そうした悩みを持つ30代のために、方向性を見出し、目標達成への具体的なステップを整理する手助けをします。
【30代にオススメのキャリアコーチング5選】このままで良いのか？先行きが不安…｜キャリアの悩みはプロに相談！ 多くの女性が、
- 客観的に相談できる人がいない
- ライフイベントも仕事も諦めたくない
- 将来のキャリアパスが見えない
といったキャリアにおける悩み・課題を抱えています。
また、女性の場合はまだまだロールモデルと呼べる人が職場に少なく、明確なキャリア像を描きにくい一面もあります。
下記にまとめているキャリアコーチングサービスは、女性の立場やライフプランを踏まえ、キャリアに対する支援を得られます。
【女性にオススメのキャリアコーチング6選】プライベートと仕事の両立をするには？キャリアの悩みは一人で抱えないで！ 既にキャリアの分析を実施し、転職に向かって活動をされる方は転職エージェント・転職サイトを活用しましょう。
転職は情報戦でもありますから、複数の転職エージェント・転職サイトに登録し、情報収集していく中で、自分に合ったサービスを徐々に見つけていくことをオススメします。
転職サービスは数多くありますが、オススメは以下にまとめています。
20代若手・第二新卒に登録してほしい20代若手向けの転職サイトをご紹介します。
本格的な転職活動をしなくとも
- 広い視点で自分の仕事を捉え直す
- 世の中にある仕事を知る
- 自分の強みや市場価値を知る
といった意味でも、若いうちから転職サイトに登録するメリットは多くあります。
まずは転職サイトに登録してみて、新たな気づきを得ましょう！
【20代・若手向け】仕事がつまらない…と感じたら登録してほしい若手専用転職サイト5選 ITエンジニアとして、キャリアアップ・年収アップを狙う方にオススメの転職エージェントをご紹介します。
- エンジニアとしてある程度経験を積んだし、自分の市場価値を確かめたい
- エンジニアとしてのキャリアアップをしたい
- 大手企業に転職し年収アップしたい
といった悩みに当てはまる方は、下記をご覧ください。
【大手企業へのSE転職】ITエンジニアとしてキャリアアップ•年収アップならコレ！オススメ転職エージェント5選 転職・キャリアの悩みが相談できない：
まとめ
今回は「キャリアの悩みを相談できない」といった誰しもが直面する壁に対して、その理由を解決方法をまとめました。
価値観や選択肢が多様化した現代において、キャリアに悩む人はますます増えています。
20代や30代といった若い世代では尚更です。
本来は自身を客観的に分析して進路を選ぶことが必要ですが、デリケートな問題ゆえ、なかなか周囲には相談しにくいのが正直なところです。
そんな時はキャリアコーチングサービスを上手く使って、あなたの理想のキャリアを実現してください。
初めてのキャリア相談なら
POSIWILL CAREER！
最後までお読みいただきありがとうございました。
