テレワーク終了となってしまうのが、つらい…
近年、コロナの影響を受けて、多くの会社がテレワークを導入しました。
しかし、コロナの影響が緩和されつつある中、一部の企業でテレワークの終了を告げる声が上がっています。
- ずっとテレワークのままが良い
- 出社はつらい
- テレワークでも十分仕事できるのに…
とモヤモヤを抱えている方も多いのではないでしょうか。
現役SIer勤務の筆者が、テレワーク終了宣言についてまとめます。
- 会社がテレワークを終了とする理由
- テレワーク終了によるストレス増加
- テレワークをし続ける方法
テレワーク終了がつらい:
会社がテレワークを終了とする理由
会社がテレワークを終了させ、出社を促す一番の理由は「勤務状況の把握」です。
テレワークは作業者側にとっては快適でしかないですが、管理職は不安です。
自分の部下がどこで何をやっているか、見えないからです。
コロナもひと段落した今、多くの管理職は、
- 全面出社への回帰
- 出社日を設ける
など、部下の状況は把握できる機会を作ろうとしています。
また、一部の「サボり癖」のある人は、テレワークになると一層仕事をおざなりにしてしまう傾向があります。
そういった人を自宅で野放しにしていても、良いことがないと管理職側は気づいています。
会社として業績が伸びているかもポイントです。
業績が伸びていない会社は、経営陣からすると、悠長に社員を自宅で働かせているわけにはいかないでしょう。
業績回復施策として、第一に検討されるのが、出社によりコミュニケーションを増やすことでしょう。
また、人材育成の観点からも、対面コミュニケーションが必要です。
リモートワークではどうしても先輩の背中を見る機会が減るため、人が育ちにくいです。
特に新卒でスキルもなく、ゼロから学ばないといけないのに、周囲に人がいないのはきついかもしれません。
テレワーク終了がつらい:
テレワーク終了によるストレス増加
oVice(オヴィス)の「大企業社員の勤務形態」に関する調査結果によると、
出社が増えたことで、仕事へのストレスは増えたかという質問に対して
「非常にそう思う」32.1%
「ややそう思う」45.9%
と、7割近くがストレスが増えたと回答。
業務の生産性についても
「やや下がった」20.2%
「とても下がった」5.5%
と、低下した人たちが一定数存在します。
テレワークで不自由なく仕事をしていた人たちにとって、出社の強制はという選択肢はなかなかつらいものです。
具体的にどういったことに対してストレスを感じるのか、まとめました。
テレワーク終了により、通勤時間は一番のストレスではないでしょうか。
通勤することによる、
- 通勤により時間が奪われてしまう
- 満員電車は体力的に辛い
というストレスです。
コロナ前までは社会人として受け入れるしかないことでした。
しかし、コロナ禍で通勤をしなくて良い世界を知ってしまったら最後。
個人的には、1日の貴重な時間が移動時間に奪われてしまうのがきついです。
例えば、在宅勤務で18時に仕事あがったら夜ご飯を作る、少しゆっくりするなど選択肢ががあります。
しかし、出社をしていたら、家に着いたら19時過ぎ…。
もうご飯を食べてお風呂に入って寝るぐらいしかありません。
平均的な通勤時間が1日に1~2時間を占めると考えると、1週間で5~10時間、1ヶ月で20~40時間の時間ロスが発生します。
通勤時間に給料が発生するわけではないですから、なんとも勿体無い時間にうつってしまいます。
これが毎日続くとなると、結構つらい…
出社回帰してから、飲み会が増えたという方は多いのではないでしょうか。
- お酒が好きじゃない
- 会社の飲み会がそこまで好きじゃない
という方にとっては、出社回帰の大きなデメリットでしょう。
会社の飲み会がストレスになる理由は、自分で飲み会の出欠やスケジュールをコントロールしにくい点です。
コロナ禍の在宅ワークでは、自分の生活をほぼ自分で制御できたのに対し、 アンコントローラブルな飲み会は、仕事や生活のリズムが崩れる原因にもなってしまいます。
そして、テレワークで生活習慣が変わったという方もいるでしょう。
お酒をあまり飲まなくなったり、早寝早起きの健康的な生活習慣が身についた、などです。
そういった場合には、コロナ前は当たり前のように一次会、二次会と参加していた飲み会も、ストレスに感じるケースがあります。
事前にセットされた飲み会ならまだしも、当日いきなり連れてかれるのは色々予定が狂うのでやめて欲しいものです…。
また、出席した飲み会がつまらないようでは尚更ストレスです。
会社の飲み会がつまらないと感じている方は、下記も併せてお読みください。
出社すると、必然的に会社の上司や同僚と対面で会う回数が多くなります。
これにより、ランチや飲み会の頻度が増加。
テレワークでは、自炊で安価に済ませられていた食費が、グッと増えることになります。
また、お茶やコーヒーなど、地味に飲み物代がかかってしまうのも痛いところです。
健康面でも、外食やコンビニ飯は何かとジャンキーなものが多いので、気になるところです。
出社すると、どうしても社交的なコミュニケーションが発生するものです。
特に「雑談」は厄介。
会社には、特に中高年を中心に「雑談好き」な人が一定数存在します。
誰かに話しかけられることで、
- 本来やるべき作業が進まない
- 集中力を削がれてしまう
というのが出社のストレスです。
お互いに了承の上での雑談なら良いのですが、どちらかが付き合わされてしまっている場合は厄介です。
特に、多くの若手社員は、忙しいのに話しかけられ、切り上げどころが分からずに仕事が遅延してしまった….という経験が一度はあるはずです。
人とのコミュニケーションは、ストレスを引き起こしやすい元ですし、まして時間がかかるコミュニケーションとなると、尚更です。
ちなみに、厄介なベテラン社員との付き合い方は下記でまとめています。
テレワークでは、リラックスした服装で勤務できましたが、出社するとなるとそうとはいきません。
以前よりもドレスコードフリーになり、少しずつ服装の自由度は増しています。
とはいえ、社会人ですから、スウェットで出社というわけにはいきません。
また、女性はメイクもする必要があります。
毎朝、洋服を選んで、メイクをして、髪を整えて…となると、それだけで結構な時間がかかってしまいます。
テレワークだと、この準備時間もなくて済むのに…
テレワーク終了がつらい:
テレワークをし続ける方法
テレワークをし続けるために、まず上司に相談するということが考えられます。
しかし、全面的に出社に戻っている会社においては、相当理解のある上司でない限り、難しいでしょう。
また、許可が出たとしても、出社しているマジョリティーとの間で、どうしてもやりづらさが生まれてしまいます。
例えば、
- 自分がいないところで物事が決まってしまう
- 他の人が会議室に集まっている中、一人だけリモート参加
- ともすると重要な仕事が振られなくなってしまう
といったあたりです。
許容できる範囲であれば良いですが、テレワークを続けたら働きにくくなったのでは本末転倒。
その場合は、転職が現実的な選択肢として浮かび上がってきます。
テレワークの普及率は、業界・職種によって大きく違います。
今まで積んできた経験を活かしつつ、テレワークがしやすい会社がないか探してみましょう。
政府の調査によると、業界ごとのテレワークの実施状況は上記の表の通りです。
テレワーク実施率の全体平均は、約30%
最も高いのが情報通信業(IT業界)で約70%
その次に、電気などのインフラ系、金融業、製造業が40%代で続きます。
このような職業に就くことで、テレワークが比較的実施しやすくなるでしょう。
この中でもオススメなのはIT業界です。
テレワークの実施率が最も高いのに加え、一般的に転勤が少ないからです。
極力今の環境を変えず、テレワークをしたいということであれば、IT業界を検討すべきです。
基本的にはパソコン一つあれば働けるため、真に場所を選びません。
インフラ系、金融業、製造業などは本社勤務の求人がうまく見つかれば、比較的テレワークがしやすいでしょう。
業界によってテレワークのしやすさは全然違います!
職種によっても、その役割や業務内容で、テレワークのしやすさは異なります。
IT業界の中でも特にテレワークがしやすい職種をまとめました。
- SE
- インサイドセールス
- カスタマーサクセス
システム開発を行うエンジニアです。
主に、 下記の2つに分かれます。
- SaaS企業などに所属する自社サービスを開発する社内SE
- SIerに所属する顧客システムを開発するSE
どちらもパソコン一つでどこからでも働けるため、テレワークがしやすいです。
強いて言えば、社内SEの方が客先に出向く回数が少なく、テレワークが多いかもしれません。
いわゆる内勤営業です。
典型的な例だと、マーケティング部門が取得した顧客リストに電話やWeb会議などでアプローチし、見込みのある顧客を外勤営業につなぎます。
外勤営業が実際に客先に出向き、営業活動を行います。
SaaS企業の雄であるSalesforceが始めた手法で、日本でも多くのSaaS企業が取り入れています。
営業ながら客先に出向くことはないので、リモートワークが非常にしやすい職種と言えます。
システム導入後、顧客が自社システムを活用し使い続けてもらうためにサポートをする仕事です。
こちらも近年のSaaS企業が取り入れている、比較的新しい概念の職種です。
SaaSは月額/年額課金なので、顧客に使い続けてもらわないと利益が出ません。
なので、従来型の”サポートデスク”のようなものよりも、よりプロアクティブに顧客と接点を持ち、改善提案などをしていくイメージです。
基本的に電話はWeb会議、メールでの対応となるので、テレワークはしやすいです。
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テレワーク終了がつらい:
まとめ
今回はテレワーク終了宣言についてまとめました。
昨今はテレワーク終了の流れがありますが、やはりテレワークのメリットも大きいのは事実です。
自分に合った会社で、テレワークのメリットを享受しながら、あなたらしく働きましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。